絶対的な成功は無いが、絶対的な失敗はある
成功体験や失敗体験を目にする機会はよくあると思います。
一番分かりやすいのが勉強ですが
毎日朝から100マス計算をしたら算数が得意になった
早く寝て、ご飯をしっかり食べるようにしてから成績が上がった
など、いろんなパターンがあります。
多くの人は成功体験を見て、真似してみるのですが
なかなか続かない。
何故か。
継続できなかった時の体験が経験値として蓄積されていないからです。
例えば、体調不良で出来なかったとします。
出来ない日が出て、そこからずるずるとやらない日が発生
いつの間にかやっていなかったことすら忘れている。
このような経験は多くの人がもっているでしょう。
このような失敗を繰り返さないために何をするのかを考える事もまた1つの経験値です。
だからこそ、日頃の指導でも失敗例を先に出して、失敗しない方法を教えるといった順番で話しています。
勝つ方法も大事ですが、負けない方法を考えていく事も同じくらい重要ですからね。
質問をすることで救われた話
今まであまり話さなかったですが、プログラミングを学び始めた頃、ある壁にぶつかったことがあります。
自分なりに考えて書いたコード。ロジックも問題ないはずなのに、なぜかエラーが出る。
修正したとしても、また別のエラーが起きて何が原因なのか、何を直せばいいのか、まったく見当がつかない。
「これ以上何にも出来ない...」
全く手が動かなくなったのを、今でも覚えています。
一番つらかったのは、「何が分からないのか、が分からない」状態になったことでした。
検索しても、自分のつまずきにピッタリ合う答えは出てこず、解決策すら調べられない。
考え方は間違っていないはずなのに、一生赤文字。
頭がぐるぐるして、目を逸らした事もあります。
でも、そんな状態から抜け出せたのは、“人に聞ける環境”ができたからでした。
考え方を説明して、微妙なルールのずれが見つかり、新しい知識を得ることができました。
間違っている可能性を噛み砕いて話してもらい、一言もらえるだけでも疑問がほどけていきます。
何かあればまた聞こう。
そう思えるだけで、多少難しい事にも挑戦できるようになりました。
この経験を通して感じたのは、プログラミングは“ひとりで学ぶもの”ではないということ。自分の考えを言葉にし、誰かに相談する力もまた、プログラミング的思考の一部なのだと思います。
子どもたちにも、もしつまずいたときに「誰かに聞ける」「一緒に考えてくれる人がいる」環境があれば、それだけで乗り越えられる壁はぐんと低くなるはずです。教室や仲間の存在は、コードの先にある“成長”を支える大きな力になります。
グッと伸びる!子どもの成長に必要な“刺激”とは?
子どもが大きく成長するタイミングには、必ずといっていいほど“他の子との関わり”があります。
家庭や学校の中だけでは得られない新しい刺激や発見。
それが、子どもたちのやる気や能力を大きく引き出してくれるのです。
たとえば、イベントや教室などで初めて出会った同年代の子と一緒に取り組むと、
「あの子の発想すごい!」
「自分もやってみたい!」
「そうやって話せばいいのか!」
といった気持ちが生まれます。これは大人がいくら言葉で説明しても得られない、“実体験”です。
子ども同士のやりとりから生まれる刺激は、まさに“自分を動かす力”になるのです。
また、他の子と関わることで「相手の意見を聞く」「譲る」「説明する」などの社会的スキルも自然と身につきます。
とくにうちの教室イベントでは、チームでの役割分担をしたり、下の学年の子に譲る、勝負するなど社会性に関わるものを伸ばしています。
こうした体験が、子どもの思考力・表現力・協調性をバランスよく育ててくれます。
さらに、他の子の前で考えを伝えて、採用さ!る機会があると、自信や誇りを持つきっかけにもなります。
「できた!」「伝わった!」という成功体験は、次のチャレンジへの原動力になります。
もちろん、最初は緊張したりうまく話せなかったりする子もいます。でも、回数を重ねるごとに少しずつ心を開き、自分から話しかけたり、協力したりできるようになる姿を私たちは何度も見てきました。
子どもの成長に必要なのは、教えることだけではありません。「他の子と一緒にやる」という環境が、自然と子どもを伸ばしてくれることも多いのです。
人付き合いが希薄になっている現代だからこそ、“誰かと関わりながら学ぶ場”が大事だと考えています。
“効率”も「量」から!?早く始める事にこそ価値がある
「効率よく学んでほしい」
「できるだけ短時間で身につけてほしい」
これは多くの保護者の方が持つ願いだと思います。
しかし、実は“効率”を支えているのは、意外にも「たくさんやってみた経験=量」なのです。
最初から聞いてその通りにしておけば効率いいじゃんと考える人もいるとは思いますが、答えを教えてもらっているだけなので本質的な効率とは異なります。
たとえば、ピアノもスポーツも、最初から上手にできる子はいません。でも、何度も練習を重ねる中でコツをつかみ、だんだんと上達していきます。これはプログラミングや思考力を育てる学びでも同じです。試して、失敗して、もう一度やってみる。
この繰り返しが“学びの質”を高めていきます。
だからこそ、早く始めることには大きな意味があります。早い段階から“試行錯誤の量”を経験しておくことで、成長とともに学びのスピードや理解度がグンと高まっていくのです。遅く始めるほど「最初の量」が必要になるため、思うように伸びずに自信を失ってしまうことも少なくありません。
しかも答えを聞いただけでは、繰り返さないので何故それをするかまで学べず質が落ちてしまいますよね。
特にプログラミングや論理的思考のような分野は、「間違えてもいいから考える」という経験がとても大切です。
早く始めることで、そういった“間違える余裕”や“試すための時間”がしっかり取れます。
そして、その中で身についた思考の土台は、他の学び(算数・読解・理科・受験)にも良い影響を与えてくれます。
子どもたちは柔軟で、吸収力も高い時期だからこそ、最初のうちは“たくさん失敗していい”環境で、量をこなしていくことがとても重要です。
量をこなしてきた子は、ある時点で「なるほど、こうすればいいのか」と急に理解の質が上がり、効率よく学べる“ステージ”へと進みます。
つまり、効率よく学ぶためには、まず量をこなすこと。そのためには、“早めに始める”ことが最善の選択なんです。
小さな一歩が大きな成長に|イベント参加のすすめ
うちの教室はこれでもかと言うほどにイベントを行います。
イベントの参加が、子どもたちにとって大きな成長のチャンスになり得ると思っているからです。
ありがたい事に参加率はものすごく高いのですが、参加しない子もいるというのが事実としてあります。
もちろん日程が合わない人もいるのですが
「人見知りだから…」
「苦手だから…」
そんな理由で、イベント参加を見送る人もいます。
普段の授業では“慣れた環境”の中で行われます。一方で、イベントという“ちょっと特別な場”は、いつもとは違う刺激に出会える貴重な機会です。
初めて会う人、初めての取り組みなどなど
子どもたちは最初こそ緊張していても、少しずつその場に慣れ、目の前の体験に夢中になっていきます。
イベントでは、自分の力で挑戦し、考え、行動する時間をたくさん用意しています。
それは単なる「楽しさ」ではなく、「自分の力でやってみる」「わからなくても考えてみる」「他の子と関わってみる」といった“主体性”を育てる場へとなります。
初めてやる事でもとりあえずやってみる
不安もあるけどとりあえず行ってみる
もしかすると新しい発見があるかもしれないし、新しい友達ができるかもしれません。
さらに、イベントに参加することで「意外とできた!」という成功体験が積み重なります。
この経験は、子どもの自己肯定感を高め、次へのチャレンジにつながる大きな原動力になります。
小さなきっかけを大きくしていく事で
「他のこともしてみたい!」という気持ちは、自然と学びへの前向きな姿勢を育てていきます。
もちろん最初の一歩は勇気がいるかもしれません。でも、その一歩の先には、“新しい可能性”が待っています。
イベントだからこそ出来ることを
ふんだんに盛り込む事が
将来メンタルの強い子へ育つ土台作りになると信じています。
「どうすればよかった?」が育つ力 ― プログラミングで身につく“自責思考”
子どもが何かうまくいかなかったとき
「〇〇のせいでできなかった」
「知らなかったから無理だった」
と他の理由を探すことはよくある姿です。
でも、そんな時にこそ育てたいのが“自責思考”。つまり、
「どうすればうまくいったか」
「次はどうすればいいか」
と自分ごととして考える姿勢です。
プログラミング教育には、その“自責思考”を自然に育てる仕組みがあります。
プログラミングでは
コンピューターは出された命令にしか従いません。
もしうまく動かなければ、それは命令の出し方に原因があります。
すると、子どもたちは
「なんで動かないんだろう?」
と自分で振り返り、
「あ、順番が違った!」
「条件を入れ忘れてた!」
と自分のミスに気づくようになります。
この“自分の行動を振り返る習慣”は、他の習い事や日常生活でも大いに役立ちます。
たとえば、ピアノの演奏でミスをしたときに
「先生の言い方が分かりにくかったから」
ではなく
「音符の読み方をもっと練習しよう」
と思えるようになったり
サッカーの試合で負けたときに
「もっと声を出せばよかった」
と改善点を考えたりするようになります。
こうした前向きな自責思考が
成長の原動力になっていきます
「失敗=悪いこと」ではなく
「失敗=次に活かせるヒント」
だと気づく経験を
プログラミングはたくさん与えてくれます。
小さな成功と失敗の積み重ねの中で
子どもたちは自然と
「自分の行動が未来を変える」
という感覚を持ち始めます。
大人になってから最も求められる力のひとつが「自分で考え、改善できる力」
その第一歩を、プログラミング教育の中で楽しく育てることが出来るって最高じゃないですか?
もし自分が今の時代に生まれていたら間違いなくしていた習い事だろうなと思いますね。
習い事の土台に!プログラミング教育が育てる「考え方の基本」
「プログラミングって将来のために必要そうだけど、他の習い事と比べてどんな効果があるの?」そんな疑問をお持ちの方も多いかもしれません。
実は、プログラミングは“直接的な技術”よりも、“どんな分野にも活かせる考え方の基本”を身につけることに大きな意味があります。
たとえば、ピアノやスポーツなどの習い事では「練習→実践→改善」というサイクルがとても大切です。
プログラミングでも同じように
「考える→試す→うまくいかなければ直す」という工程を何度も繰り返します。
この体験を通して、子どもたちは“失敗してもやり直せばいい”という前向きな思考を自然と身につけていきます。
また、プログラミングでは“順序立てて考える力”や“原因と結果を結びつける力”が鍛えられます。
これは、文章を構成したり、計算の手順を整理したりするときにも非常に役立つ力です。
ダンスであれば振付を順番に覚えること、ピアノであれば譜面を読みながら指を正しく動かすこと。いずれも、筋道を立てて動く「思考の力」が必要です。
つまり、プログラミングは他の習い事を支える頭の土台、いわゆる地頭力を育てる存在とも言えます。
もちろん、すぐに結果が目に見えるわけではありませんが、「なんでこうなるんだろう?」「どうすればうまくいくかな?」と考える習慣は、どんな場面でも力になります。
今は答えがすぐに出る時代なので、一昔前よりも遥かに重要度が増しています。
子どもが「できた!」と感じる喜びの裏には、小さな“考える力”の積み重ねがあります。
だからこそ、プログラミングを通して、その力のベースを作っていくことが、他の学びや活動への大きな後押しになっていきます。